昨日は、1日農作業で湯布院に行った。
湯布院の標高800mの高原の中。
小鳥や蝉の鳴き声の中で、沢を流れる涼しげな水音。
木陰に入ると、今までかいていた汗が引くほど涼しい。
木陰の中で上を見ると、アケビの実が有った。
僕が育った鹿児島では小さい頃、夏にとって食べていたのを思い出す。
久しぶりに見たアケビ。
漢方ではこのアケビの蔓を「木通」と言う生薬で使う。
水毒からくる痛みに使う生薬です。
アケビの蔓は水を通す。その爲に水毒の痛みを取る。単純な漢方の発想です。
漢方ではこの考えを「形象薬理学」と言っています。
「似たものが、似たものを治す」
赤い血腫は、赤い紅花で治し
黄疸は、黄色い黄連・黄ゴン・黄柏等で治します。
全然、科学的な発想では無いのに
化学的な薬理学で成分分析をすると、ちゃんとその治療成分が出てくる。
昔の人の「形象薬理学」の発想で選んだ物が、結果として現代の化学的分析で証明される。
不思議な昔の人の発想です。
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